めくれば広がる
まあるい笑顔と愛の時間
言葉が届かない赤ちゃん。どうしたら笑顔になってくれるの?そんな戸惑いを抱えるあなたへ、魔法の1冊をお届けします。
松谷みよ子さんのやさしい言葉と、瀬川康男さんの温かな絵が織りなす『いないいないばあ』。初めてページをめくった瞬間、その普遍的な温かさに心が震え、優しい世界に引き込まれます。
SIKOMU編集部
はい、SIKOMU編集部です。今回紹介する絵本は、赤ちゃんの笑顔を引き出す、ぬくもりを分け合えるやさしい一冊です。
この絵本のあらすじ
絵本の幕開けは、愛らしいにゃあにゃが「いないいない……」と顔を隠す場面から始まります。ページをめくると、にっこり笑顔で「ばあ!」。シンプルな言葉と愛嬌たっぷりの絵が、赤ちゃんの視線を釘付けにします。
やがて、くまさんや、きつねさんたちも次々と現れては、個性豊かな表情で「いないいないばあ!」を繰り返します。ページをめくるたびに、次はだれかな?という期待と喜びがどんどん膨らんでいき……。
そして最後に登場する、とびきり特別な「だれかさん」の正体とは――?
いないいないばあ
半世紀超、日本で一番愛される絵本。ページをめくれば、赤ちゃんがたちまち笑顔になる魔法の「ばあ!」
かくしたお顔の、すぐその奥に
あふれる愛が、待っている
子どもにとって、大好きな人の顔が見えなくなる一瞬は、ちょっぴりドキドキする時間。
この絵本は、そんなあどけない不安を、「いないいない……」から必ず訪れる「ばあ!」という最高の笑顔で包み込んでくれます。見えなくなっても、そこには変わらない愛がちゃんとある。そんな温かな安心感を、遊びを通して小さな心にそっと育んでくれるかもしれません。
「隠れたお顔が、また笑顔で現れる。」その繰り返しの心地よさが、明日を信じる小さな一歩への、優しい橋渡しになってくれたら素敵ですね。
見えないときも終わらない、めくれば出逢ういつもの笑顔
実際に読んでみて(感想)
ただ1枚、ページをめくる。その小さな行動が、、、
最初は定番の赤ちゃん絵本だと思っていました。けれど、繰り返される「ばあ!」の笑顔に出逢ううち、張り詰めていた心がじんわりと解けていくのを感じるはずです。
「ここにいるよ」という絶対的な安心感。この絵本を読み終えた時、優しい抱擁に包まれたような温かな感動が、胸いっぱいに広がっていました。
振り返り:この絵本が残してくれたもの
この絵本が教えてくれるもの――。
この絵本には、複雑なストーリーも、教訓もありません。ただ「いないいない」をして「ばあ!」と顔を合わせる。それだけで、お互いがこれ以上ないほど幸せな笑顔になれる。読み終えたあとには、「ただ大切な人が目の前に生きていて、笑い合えること」の愛おしさと、シンプルな幸福感がじんわりと胸に残ります。
「いないいない」のその先に、
あなたはどんな笑顔を遺せる?
この絵本を閉じた時、明日のあなたはどう変わっているでしょう。
日々の何気ない言葉や小さな行動が、誰かの心に温かい光として刻まれる。そう思うと、明日の「いってらっしゃい」が少し深く、「おかえり」が少し温かくなる気がしませんか。大切な人へ優しい笑顔を届けるために、ぜひ本棚にこの一冊を。あなた自身の明日にも、ささやかな光が灯るはずです。
いないいないばあ
半世紀超、日本で一番愛される絵本。ページをめくれば、赤ちゃんがたちまち笑顔になる魔法の「ばあ!」