森の朝が運ぶ、おいしい奇跡
家族で紡ぐ、小さくて大きな幸せ
休日の朝、家族で食卓を囲む時間に、どこかワクワクしませんか?誰かのために心を込めて料理を作る喜びを、最近いつ感じたでしょう。
日々の忙しさで見落としがちな、そんな心豊かな時間を思い出させてくれるのが、いわむらかずおさんの絵本『14ひきのあさごはん』です。さあ、ねずみ一家の温かい朝へ出かけましょう!
SIKOMU編集部
はい、SIKOMU編集部です。今回紹介する絵本は、家族みんなで力を合わせて朝ごはんを作る、優しくておいしい、ある最高の朝の物語です。
この絵本のあらすじ
豊かな森の大きな木のお家に暮らす、14ひきのねずみ大家族。爽やかな朝もやのなか、みんなが目を覚ますところから物語は始まります。
おじいさんが石窯でパンを焼き始めると、きょうだいたちは朝ごはんの材料を探しに、朝露きらめく森の奥へと駆け出します。目指すのは、甘くておいしい、あの真っ赤な実。
それぞれが自分の役割をこなしながら、みんなで力を合わせて作る特別な朝ごはん。準備が整い、いよいよ待ちに待ったその瞬間がやってきて……。
家族の絆と、食卓を囲む幸せを教えてくれる温かな物語です。
14ひきのあさごはん
のいちごを摘んで、パンを焼いて。14ひきの助け合いと、おいしい朝の幸せが詰まった大人気絵本です。
目覚めるたび、出会う優しさ
めぐる毎日の、愛おしい記憶
いつか子どもが大きくなって、この手を離れていく日のことをふと思う。そんなときはありませんか?あるいは、せわしなく過ぎていく毎日に、ふと寂しさを感じる瞬間もあるかもしれません。そんなとき、目の前にある愛おしい時間に、私たちはどうすれば気づけるのでしょう。
この絵本が教えてくれるのは、ハラハラするような大冒険ではなく、毎朝みんなで起きて、みんなでご飯を食べるという「当たり前の幸せ」です。それはきっと、子どもたちの心に温かい思い出をそっと貯金して、明日へ向かう元気を優しくプレゼントしてくれるはず。
静かな朝もやの終わりは、光いっぱいの新しい1日の始まり。
実際に読んでみて(感想)
朝もやが光に変わる森へ走り、みんなでのいちごを摘む。14ひき全員が自分の役割をまっとうする姿に、ただ静かに見入ってしまいました。
焼きたてパンの匂いやスープの温かさが絵からあふれ、胸がじんわりと満たされます。当たり前の毎日の愛おしさに気づかされ、いつもの朝ごはんがいつもより特別に愛おしく感じられました。
振り返り:この絵本が残してくれたもの
この絵本が教えてくれるもの――。
絵本を閉じたあと、自分の家のキッチンや食卓を見渡したとき、景色が少し違って見えます。
お湯が沸く音、トースターから漂う匂い、家族の「おはよう」の声。それまで当たり前すぎて見過ごしていた何気ない朝の風景が、実は「とびきり贅沢で、幸せな時間なんだ」と、じんわり愛おしく感じられるようになります。
明日の朝は、どんな言葉で
誰を笑顔に、できるだろうか
特別なことじゃなくても、毎朝の「おはよう」の挨拶や、誰かのために作るご飯。
そんな小さな毎日のなかにこそ、未来の家族を支える温かい思い出が育っていくのかもしれません。明日の朝はいつもより少し、優しい声をかけてみませんか。この絵本はきっと、いつもの食卓を、もっと愛おしい時間に変えてくれます。
きらめく朝の光を浴びて、新しい1日をここから。
14ひきのあさごはん
のいちごを摘んで、パンを焼いて。14ひきの助け合いと、おいしい朝の幸せが詰まった大人気絵本です。