完璧じゃなくて大丈夫。心にぽっかり穴が空いたとき、あたたかい明日を生きるヒントをくれる絵本

ぼくの足りないカケラは
世界のどこにあるんだろう

何か大切なものをなくしたような、そんな気持ちになることはありませんか?

完璧ではない自分にちょっぴり不安を感じたら、ぼくと一緒に「足りないカケラ」を探す、ワクワクする旅に出かけましょう!

シェル・シルヴァスタインがシンプルな線と優しい言葉で贈る、世界中で愛される名作絵本。読み進めるほどに心がじんわり温まり、最後には大切な何かに気づかせてくれます。

編集部
編集部

はい、SIKOMU編集部です。今回紹介する絵本は、自己受容と人間関係をやさしく描いた一冊です。

この絵本のあらすじ

主人公は、一箇所がパクリと欠けている「まる」。彼は自分を完璧な丸にしてくれる、足りない「カケラ」を探す旅に出ます。カケラが見つかる日を夢見て、陽気に歌いながらゴロゴロと世界を転がっていくのです。

旅の途中には、たくさんの出会いやハプニングが待っていました。小さすぎるカケラにがっかりしたり、大きすぎるカケラにぶつかったり。雨に降られ、お日様に照らされながら、まるはひたすら進みます。

そしてついに、まるの目の前に「ぴったりサイズ」のカケラが現れて……!?

足りないものが埋まったとき、まるに一体どんな変化が訪れるのでしょうか。本当の幸せを見つける旅が、ここから始まります。

今回、紹介している絵本

ぼくを探しに
欠けた心を満たす旅。自己受容と他者との関係性をやさしく描いた、子どもと大人で読める名作絵本です


足りないから出会える景色
不完全だから歌えるうた

私たちはつい「完璧な自分」を目指して、何かが足りないことに悩んでしまうことがあります。子どもが成長していく過程でも、思い通りにいかないことや、ぽっかり心に穴が空くような寂しさを感じる瞬間があるかもしれません。

この絵本は、そんな「不完全さ」や「満たされない気持ち」との、やさしい付き合い方を教えてくれるような気がします。

足りない部分があるからこそ、ゆっくり進むことができ、虫と立ち話をしたり、花の匂いを嗅いだりする楽しい時間が生まれる。

完璧ではないからこそ、新しい出会いや発見があるのかもしれない——。そんな風に、子どもにも大人にも、心にそっと寄り添うヒントをくれるはずです。

欠けていること」は、決して寂しいことだけではない。 この絵本は、そんな温かい気づきを運んでくれるかもしれません。

カケラを探すその道のりに 本当の宝物がある。

実際に読んでみて(感想

シンプルな線画が映し出すのは、不完全なまま他者と関わり、変化していく私たちの人生そのものです。出会いと別れのせつなさ、そして「完璧ではないことの愛おしさ」が、静かに胸に染み入ってきました。

なんで、また行っちゃうの?

読み聞かせの時、子どもが発した小さな問い。それに答えた瞬間、親子の間に「自分らしく生きる優しさ」が灯った気がします。大人も子どもも、それぞれの心で一生ものの宝物を見つけられる、奇跡のような一冊です。

振り返り:この絵本が残してくれたもの

完璧にならなくていい。ただ、このままの自分でゴロゴロと進んでいけばいい。この絵本は、そんな心地よい安心感を心に残してくれます。

何かが足りない自分を責めるのではなく、不完全だからこそ出会える人や景色を愛おしむこと。忙しい日々の中でトゲトゲしていた心が、読み終えたときには丸く、じんわりと軽くなっていることに気づきます。

自分を好きになれない日、子どもと一緒に、あるいは一人でそっと開いてほしい。肩の荷をそっと下ろし、また前を向いて歩き出すための、一生ものの優しさをくれる絵本です。


足りないぼくらが出会うとき
そこにはどんな未来があるだろう?

この絵本を閉じたとき、明日からの景色が少し違って見えるはずです。不完全なぼくらだからこそ、誰かの寂しさに寄り添い、小さな幸せを分け合える。今日かける優しい言葉や、子どもへの愛おしい一言が、誰かの心を満たす大切なカケラになるかもしれません。

一歩一歩、自分だけの歩幅で。この絵本は、あたたかい明日へと一歩を踏み出す勇気をくれます。

このままのぼくで、あなたと あたたかい明日を転がっていこう。


今回、紹介している絵本

ぼくを探しに
欠けた心を満たす旅。自己受容と他者との関係性をやさしく描いた、子どもと大人で読める名作絵本です

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