だから40年も愛される!『どうぞのいす』が子どもの「思いやり」を育てる理由

優しさがめぐる
温かい物語

お子さんと心温まる時間を過ごしたいと願うことはありませんか?誰かのために何かを贈る喜びが、巡り巡って自分にも返ってくる温かさを、どのように伝えたら良いかと考えることはありませんか?

香山美子さんの描く世界は、いつも私たちに温かい気持ちを届けてくれます。「どうぞのいす」は、そんな彼女の代表作。シンプルながらも深いメッセージが込められたこの物語を、どう読み聞かせに活かしますか?

編集部
編集部

はい、SIKOMU編集部です。今回紹介する絵本は優しさが巡る心の物語です。

この絵本のあらすじ

ロバさんが一生懸命に作った、とっておきの椅子。その傍らには「どうぞのいす」と書かれた看板が置かれています。通りがかった動物たちは、この椅子に座って何を思うのでしょうか。

椅子を見つけた動物たちは、座って休憩したり、持っていたものを置いたり。そして、お礼にと自分たちの食べ物を置いていくのです。そのお礼の品が、また次の誰かの喜びへとつながっていきます。

与える喜びと受け取る感謝が、温かい連鎖を生む物語。

今回、紹介している絵本

どうぞのいす
うさぎが作った「どうぞのいす」が、動物たちの優しさのバトンで満たされていく、心温まるロングセラー絵本。


与え合う喜びと感謝の連鎖
小さな親切が紡ぐ幸せ

私たちの日常も、誰かの小さな「どうぞ」で成り立っています。電車で席を譲ったり、困っている人に手を差し伸べたり、ささやかな気遣いが巡り巡って、いつか自分に返ってくる温かさをこの物語は教えてくれます。

見返りを求めない純粋な親切が、どれほど人の心を豊かにするか。与える側も受け取る側も、互いに感謝し、また次の誰かへと善意を繋いでいく。その温かい循環が、私たちの中にじんわりと幸せを広げてくれます。

これで、日々の小さな親切が大きな喜びに変わる気づきが見えてきます。

この物語を読んで感じたこと(感想

「どうぞのいす」の魅力は、何と言ってもその優しい語り口と、心温まるストーリー展開にあります。動物たちが次々と訪れ、置いてあるものを「どうぞ」と受け取り、感謝の気持ちを置いていく。その素直な心の交流が、読む人の心を解きほぐします。

何度読み返しても、その度に新たな発見と深い余韻を与えてくれるのが、この絵本の素晴らしい点です。登場する動物たちの表情や、言葉にならない心の動きに気づかされ、与え合うことの尊さを改めて感じさせてくれます。

大人が読むと、日々の忙しさの中で忘れがちな「心のゆとり」や「他者への思いやり」を思い出させてくれます。競争社会に生きる私たちにとって、見返りを求めない善意の連鎖は、心のデトックスとなり、生活に温かい光を灯してくれるでしょう。

振り返り:この本が教えてくれたこと

この絵本が教えてくれるのは、たった一つの親切な言葉や行動が、どれほど多くの人々の心を潤し、幸せを広げていくかということです。見返りを求めず、ただ「どうぞ」と差し出すことの尊さが、物語全体に満ち溢れています。

忙しい毎日の中で忘れがちな大切なものを、与え合うことの尊さと、感謝の気持ちを思い出させてくれる一冊です。


心に宿る温かさ
日常を彩る親切

この絵本を読み終えたら、きっと誰かに「どうぞ」と声をかけたくなるはずです。ほんの少しの勇気を持って、身近な人に優しさを差し出してみてください。その一歩が、あなたの周りの世界をより温かいものに変えるでしょう。

物語の中の動物たちのように、私たちも日常の中で小さな「どうぞ」を実践できます。それは、困っている人に手を貸すことかもしれないし、ただ笑顔を向けることかもしれません。日々の暮らしに、温かい心の交流を育んでみませんか。


今回、紹介している絵本

どうぞのいす
うさぎが作った「どうぞのいす」が、動物たちの優しさのバトンで満たされていく、心温まるロングセラー絵本。